前回は、英語を知らないこどもがレッスンを始める第一歩として発音の基礎の基礎をご紹介しました。
今回は、既に英語を勉強したことがある方向けの復習と現在英語を勉強しているけど理解を深めたいという方向けの、文の構造の基礎に触れてみます。
脳が柔らかく新しいことを取り入れるのが困難ではない人は、文法など勉強しなくても、英語の映画やドラマを観たり、歌詞も口ずさむくらい音楽を聴いたり、とにかく「英語漬け」にする方をオススメします。
ある程度成長すると、頭で納得し理解した上で物事に取り組む方が習得が早いように伺えるため、文法を説明します。
まず、英語(に限らず恐らく日本語、韓国語、トルコ語以外の言語)の文の基本構造は
Subject(主語)+ Verb(動詞/述語)
となり、これだけ覚えておけば、中学3年間で習う動詞を使って、日常での会話は問題ありません。
ここでのポイントは、動詞には2種類あり、be動詞か一般動詞があり、それぞれの違いは、
be動詞(is, am, are):状態「です」や存在「あります・います」
– 状態:I am 「私です」となり、「◯◯です」ということをその後に続ける。
【例文】I am a student. My life is good.
– 存在:I am「私います」となり、「どこに」をその後に続ける。
【例文】I am at school. We are in Japan now.
一般動詞(go, eat, wantなど):行う動作を表す
【例文】I go to China next week. He eats sushi everyday.
(動詞に「s」や、前置詞「to」を付けるという、細かいことは気にしなくても良い。意味は通じるし、まずは日本語と構造の違う文に慣れることが必要。
ちょっと考えてみてください。例えば外国から来た人が、
「私 行きます 中国へ 来週」
と伝えられて、何を言おうとするのか理解できますよね?
更には、主語はなくても動詞だけでも通じるのではないでしょうか?
日本語は主語を使わないことが多いですし、英語でも It’s good. を Good だけ言うことも多々あります。
会話は「意思疎通ができること」が大前提なのです。
よほどテレパシー能力がある人でないと、頭の中にあることを読み取ってはくれないので、とにかく口に出すことが必要。
(とは言え、やはりキレイな文法で話した方が教養があるように見えるのは否めないため、上級者には厳しくチェックしてます。)
とにかく、実際に口に出すことや書いてみることで、その文体に慣れることが重要です。
今日やったことなどを簡単に言ってみることから始めてみませんか?・