言語取得よりもさらに日常での必要性を感じない能力ではないでしょうか(笑)
本を速く読むことどころか、読書を習慣としている人も多くはないです。
日本人の約半数は1ヶ月に1冊も読まないらしいですし、実際わたしの周りを見てもその統計通りな感じがします。
本を読むこと自体が素晴らしい能力を身に付けることになるのですが、今日は読書の習慣そのものよりも、文章を速く読むことに意味があるかどうかについて、日本語と英語の速読法を学び、速読についての本も5冊は読んだ結果たどり着いた考えを伝えたいと思います。
情報がありふれている今の世の中で、『必要な情報』と『不必要な情報』を見極める力は大切です。与えられた、又は、たまたま目にした情報のみを鵜呑みにしてしまうことは大変危険を伴うからです。
ある情報を受け取る時は、できればそれが本当に正しいかどうか検討されることをオススメします。
例えば、『1日に3食摂るべき』ということについて、どういった理由でそうなのか、そして『1日に3食は食べ過ぎ』についての情報を得たうえで、自分は3食食べるかどうかの判断をする、など。
他の人にとっての最善が自分にとっての最善とは限らないし、誰かに自分を動かされるのではなく、自分で主体的に動く方が良くないですか?
誰かに指示してもらう方が何も考えなくて楽、という意見もあり、どのような人生を体験するのかは、個人の好みですけど。
そんな時に、膨大にある情報を見つけ、全体の内容を素早く理解したり、その中で自分にとって必要な箇所を拾うのに速読は役に立ちます。
もうひとつ、わたしが速読を伝えたいと思う理由は、本の内容を楽しむだけでなく、速読として本を使うことは、脳の活性化を促せてくれるです。
脳は、学習能力はもちろんのこと、運動能力などの身体的なものから感情までも動かす機能があります。そしてそれは、できれば偏った箇所だけを使うのではなく、全体を使うことで、それぞれの能力がさらに高まるという仕組みになっています。
逆に、使わなければ衰える筋肉と同じですね。
脳全体を使うのには、見る、聞く、話す、感じる、といった普段意識的に使わないような五感を使った動作を同時に行うのがポイントです。
楽器を弾くことはこれら全てができるので素晴らしいですが、楽器が演奏できるようになるのに、かなりの労力と時間が必要となります。
技術を習得することもなく、脳全体の活性化が可能となるようなレッスンを盛り込んだ速読法を試してみませんか?
自分の知らなかった感受性や能力に気づくこともあれば、今まで困難と思ってたことができるようになったりもしますよ。